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烏野猛

Author:烏野猛
介護事故裁判やリスクマネジメントの講演には定評があり、これからの社会保障や、社会福祉をめぐる「年金」「医療」「介護」の将来予測については、全国からの講演依頼があとを絶たない若手研究者。
2000年の介護保険制度導入後、介護業界での規制緩和に対抗するスタイルで福祉リスクマネジメント研究所を設立。「社会保障法」「社会福祉法制」の専門家であり、「福祉・介護」と「法律」の両方がわかる研究者。

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いたるところで地震…

先週の東北福島県の震度6強の地震の前後、そして今日に至るまで、全国各地で地震が続いています。
当初、富士山近くの地震で、「―これはヤバイな…」と思っていた翌日に福島県での地震。

その後、岩手、和歌山、千葉、沖縄、愛知、島根と続いています。
関連性は…と考えながらも、我が国そのものが、地盤といいますか、プレートがぶつかり合って隆起し、さらに海洋プレートの沈み込みによって大陸から切り離され孤島となった経緯を考え合わせれば、関連性や連続性などはなく、我が国そのものが地震が産み落とした土地であるとの認識をすれば、どこで揺れてもまったくおかしくはないわけです。

逆に、大きな地震に襲われ被害を受けなかった期間の方が、「異常」と言えるかもしれません。

そういう意味では、いつどこで何があってもおかしくはない日本なものですから、明日のこと、来年のこと、数年先のこと、そして遠い将来のことに対してリスクヘッジを考えるなど、不可能というより無意味なのかもしれません。

そういった意味では、いまこの瞬間、無事に今日を迎え、そして幸いにも運よく明日が迎えられれば、「いい日だった…」と言えるのではないでしょうか。

東日本の大震災だけではなく、世界各国で起きる驚異的な自然災害に見舞われた特に何も持っていなかった人たちは、「―災害がみんなを平等にし、リセットする機会を与えてくれる…」といった言葉で語ったセリフが忘れられません。

持てる者はすべてを失い、持てない者との格差がなくなる…。
嫌な言い回しですが、ある意味では事実です。戦争と同じという人もいます。

その日、その一瞬を豊かな心でいられること、すべてを失ったとしても、しなやかに前に進める人でありたいと思います。
この10年間、とくに東北では、そんな人を見てきたように思います。
その人たちに勇気と元気をもらい、励まされ、生きることを、逆に教えてもらったようにも思います。

来月は東日本大震災からまる10年。11回忌です。しっかり追悼の列に参加してくるつもりです。

見なければ分からない。見ただけでは分からない。見続けなければ分からない。

やはり土日の夜勤か…

福島県沖で土曜の深夜11時過ぎ、震度6強の地震…

ここ10年近く、つまり10年前の東日本大震災以降、統計的に顕著となった地震を含めた大規模な自然災害の発生日時と時刻ですが、「-土日の夜勤帯に発生…」と、講演や講義の中で口酸っぱく話をしてきました。

福祉避難所でもある高齢者施設のリスクマネジメントとしては、
「-今日の夜勤帯に、大規模災害の来襲を受け、3日間の停電と断水に襲われたら…」
というテーマから考えるのが最適です。

在宅福祉の分野では、深夜に大規模災害に襲われることを想定し、
「-ヘルパーやケアマネと連絡がつかない場合、明日の訪問、どの利用者を優先しますか…」
という最悪のリスクから考えるのがベストです。

ただ、上記の質問は、もっとも確率が高い可能性として、最悪の場合ではなく、常にあるテーマとして考えるべきです。

研究所のホームページにも書きましたが、令和3年度から全介護サービス事業者に対して義務化となる防災・感染症BCPについても、真っ先にどこまでのリスクに耐えられるのか、それへの問いかけが、上記の問題設定です。

杞憂であればいいのですが、10年前の3月10日の朝6時半頃、東北では震度4の地震が発生し、その翌日の大惨事に続きます。
今からの夜勤帯、東北の福祉施設の皆様、ご自愛と備えをお願い致します。

NHKのお仕事が無事に終わりました

昨日はNHK福岡放送局、熊本放送局との仕事を無事に終えることが出来ました。
「防災の永遠の課題 災害弱者をどう救うか」というテーマでの50分間でした。
ただ、正確には40分の番組でしたが。
というのも、国会中継が10分ほど伸びてしまったものですから、その関係での短縮放送です。

NHKさんとは、2011年12月の「クローズアップ現代」にはじまり、テレビ・ラジオと長いお付き合いになります。
今回のこの50分の番組を作るのに、何度もオンラインで調整し、電話での音声チェック、時間直前まで打ち合わせをしながら、一方で国会が延長したものですから、その分、短くする関係で、私への質問と答えの何を削り、また何を膨らませるのか、これを瞬時に判断し、私へ指示をくれるわけです。

時間が短縮されながらも言いたいことがたくさんあり過ぎるものですから、アナウンサーとの間といいますか、互いに掛け合うタイミングをとるのが、一番難しく思ったところです。

あらためて、スタッフ皆さんの労に感謝です。
おかげでしっかりとお仕事が出来ました。
九州地区のみなさんや、沖縄エリアの皆さんに恩返しができたのであれば幸いです。

NKH熊本放送局にて 2/5(金)17:00~

NHK熊本放送局にて、2/5(金)17:00からの50分間、ラジオで生出演します。
九州、沖縄が放送圏ということですが(ラジコでは全国で聴けるかも)、昨年の7月熊本県南部豪雨水害を受けて、from熊本「想像力で災害弱者を守りきる」というタイトルです。

50分間の対談ですので、視聴可能な方は、是非お聞きください。
久しぶりに九州地区、沖縄の方に聞いて頂けると思うと、非常に嬉しい時間になります。

あれから26年…

今日は、阪神淡路大震災からまる26年となる1.17です。
6,434名の方々が亡くなり、戦後、東日本大震災に次ぐ死者を出した大惨事でした。

神戸で生まれ育ち、当時26歳で愛知県職員だった私は、すぐさま被災地支援に向かったことが、昨日のことのように思い出されます。
親戚や友人らも多く被災し、亡くなった者もおりました。
私が生き残ったのは、偶然にしか過ぎません。

『後漢書』の王覇伝に、「疾風に勁草を知る」ということわざがあります。
「子独り留まりて努力す、疾風に勁草を知る。」というのが前後の文ですが、後漢の名君、光武帝が初めて挙兵した時、敵軍に圧され、負けそうになった際、帝に付き従っていた者たちがことごとく逃げ惑うなか、たった一人、王覇だけが最後まで戦っている姿をみて、帝が発した言葉だとか…。

強い風にあおられたことで、丈夫な草が分かる。つまり、いざ有事の際に、節操の硬さや意志の強さが、その時になってはじめて分かる、という故事成語です。

コロナ禍のいまが、疾風の時期かどうかは分かりませんが、阪神淡路大震災や、東日本大震災等、大きな自然災害で勁草だった先輩や仲間との関係が、私を育ててくれたことだけは確かです。

疾風吹き荒れたとき、自らが勁草でいられるよう、風が止んでいる凪(なぎ)のいま、十分な力を蓄えておきたいものです。