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烏野猛

Author:烏野猛
介護事故裁判やリスクマネジメントの講演には定評があり、これからの社会保障や、社会福祉をめぐる「年金」「医療」「介護」の将来予測については、全国からの講演依頼があとを絶たない若手研究者。
2000年の介護保険制度導入後、介護業界での規制緩和に対抗するスタイルで福祉リスクマネジメント研究所を設立。「社会保障法」「社会福祉法制」の専門家であり、「福祉・介護」と「法律」の両方がわかる研究者。

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教員の君が代問題と、学生であるエホバの証人問題…

 先日から、「維新の会」代表でもある大阪府知事の国歌斉唱、国旗掲揚にからむ厳罰条例で物議をかもしていますが、今回紹介します最高裁の判断で、大きく流れが変わるものと思いますね。

 卒業式の君が代斉唱で起立しなかったことを理由に定年後の再雇用を拒否されたのは不当だとして、都立高校元教諭(64)が東京都に損害賠償などを求めた訴訟の上告審判決で、最高裁は「起立や斉唱を命じた校長の職務命令は合憲」として、元教諭側の上告を棄却しました。ということは、請求を退けた二審判決が確定したということです。

 職務命令が憲法の定める思想良心の自由に反するかどうかが最大の争点でありましたが、最高裁は、入学式や卒業式は教育上重要な行事で秩序の確保が必要なことや、法律で国旗国歌が定められていること、全体の奉仕者としての公務員の地位などを踏まえると、命令には自由の制限が許されるだけの必要性や合理性が認められ、憲法に違反しないと言い渡しました。

 一方、思想信条の自由という点から、キリスト教系の宗教法人であるエホバの証人の生徒が体育の時間の柔剣道ができないことを理由に退学となった裁判では憲法上の思想信条の自由を理由に裁判では勝ち、復学を認められた判例も存在します。

 公務員である者の思想信条の自由と、生徒である者の思想信条の自由とでは、社会的役割と責務に違いがありますから、今回の最高裁の判決は妥当なものと私は思っています。

 日の丸が侵略戦争を彷彿とさせるという彼らの言い分には、いささか時代遅れ的な感が否めませんし、今はその一点に固執する時代背景ではないと私は考えています。

 そんなことよりも、今の学生にはもっともっと教えないといけないことが山ほどあるかと思います。

 またまたクロコダイルの登場ですが、悪者の台詞には、憎たらしいですが、圧倒的な真実が言葉に含まれていますよね。

クロコダイル