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烏野猛

Author:烏野猛
介護事故裁判やリスクマネジメントの講演には定評があり、これからの社会保障や、社会福祉をめぐる「年金」「医療」「介護」の将来予測については、全国からの講演依頼があとを絶たない若手研究者。
2000年の介護保険制度導入後、介護業界での規制緩和に対抗するスタイルで福祉リスクマネジメント研究所を設立。「社会保障法」「社会福祉法制」の専門家であり、「福祉・介護」と「法律」の両方がわかる研究者。

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あなたのすべてを知っている…

 数ヶ月前、ハローワークの職員が、求職者の個人情報を探偵業者に漏らすというショッキングな事件が起こり、その後も警察官が警察OBが再就職した探偵業者に個人の情報を。そして携帯ショップからも個人情報がタダ漏れ状態であることが判明し、先日も情報屋と呼ばれるアウトロー集団が、個人の銀行残高まで分かる個人情報を入手し、8億以上の売れ上げを得ていたとか…。

 「個人情報保護法」を含めた法令遵守等の講演では、いつもお話しするのですが、結論でいいますと、すべての個人情報は漏れているということです。

 個人の氏名、生年月日、住所、職業、携帯電話、メールの中身、預金残高、クレジットカードでの使用明細、パソコンの履歴等…。

 先日、和歌山県串本での災害調査の道中、『別海からきた女 木嶋佳苗 悪魔祓いの百日裁判』と『毒婦 木嶋佳苗100日裁判傍聴記』を読み切りましたが、この犯罪についての評価はまたの機会にブログでも書きたいと思っていますが、何よりも気になったのが、当然、裁判所による命令での事件究明ですから、携帯メールの通話(会話内容)や、パソコンの履歴、銀行口座の動き等が克明に証拠として提出されているわけです。
 これは捜査ですから、国家命令による情報開示なので、当たり前であるように思いますが、よくよく考えてみると、私たちは「個人情報保護法の関係で、ご本人以外の方からの申し出にはお応えできません…」という壁によく遭遇するわけです。とくに、高齢者や認知症、寝たきりの方の預金の扱いについてはなおのことです。

 ということは、「ご本人の個人情報を、ほぼ完璧な形で、パスワードまで含めて登録しておく必要がある」ことを意味しているわけです。

・銀行の窓口で口座開設に笑顔で接してくれた綺麗なお姉さん
・携帯電話を買う際に料金引き落としのために書いた口座番号、すべての個人情報を書いた紙を手渡した際のショップのお姉さんの笑顔
・車を買う際に、クレジットを通し、勤め先や年収まで書いた書類をファイルにはさみ、笑顔でコーヒーをいれてくれたお姉さん
・生命保険契約の際に、既往歴や勤め先、ステイタス、年収、親族にガンや脳卒中の者がいないかどうかの同意書を受け取った保険のお姉さん…

 すべて「綺麗な笑顔のお姉さん」にしましたが、これだけの究極の個人情報を、これらの綺麗で笑顔のお姉さんが、怖い顔をしたその手のスジの方々に渡しているとしたら…。それも「1件1万円で…」

 これは悪い冗談ではなく、当然のことのようにあり得ることです。私から言わせれば、「あり得ない方が、あり得ない」と思っています。

 皆さんがパソコンのネット上で、クレジットカードで何か格安になっていたものをお買い得だと思い購入していたとします。エンターキー(実行)を押した途端、あなたのすべてはバレているんですよ…。そしてそのバレた情報が、いろんなところで情報を共有化され、必要な情報であればお金で売買されているわけです。

 もっとヤクザな手口を紹介したいところですが、今日はそのくらいにして…。

 警告です。多くを語りたいところですが、許して下さい。あなたの情報はすべてバレているのです。隠していることなど、お金さえあれば、その筋からいくらでも入手できるご時世なんです。それも安価な金額で…。

 くれぐれもお気を付け下さい。

 こんなドロドロとした話しの後は、ソバの実で癒されましょう。
ソバ畑