FC2ブログ

プロフィール

烏野猛

Author:烏野猛
介護事故裁判やリスクマネジメントの講演には定評があり、これからの社会保障や、社会福祉をめぐる「年金」「医療」「介護」の将来予測については、全国からの講演依頼があとを絶たない若手研究者。
2000年の介護保険制度導入後、介護業界での規制緩和に対抗するスタイルで福祉リスクマネジメント研究所を設立。「社会保障法」「社会福祉法制」の専門家であり、「福祉・介護」と「法律」の両方がわかる研究者。

最新記事

最新コメント

最新トラックバック

月別アーカイブ

カテゴリ

検索フォーム

RSSリンクの表示

リンク

ブロとも申請フォーム

QRコード

QRコード

やはり、野田さんははじめから小馬鹿にされていたんだなーと…

 返り咲いた自民党による新年度の国家予算が発表されました。

 国土強靭化政策と言っているくらいに、やはり建設業界や土建業界がウハウハ状態の予算作成です。一般会計の総額が約93億円、それに対して税収が43兆円ですから、以前から例えていますように、収入の倍以上の消費をしている破産家庭のような実態です。年収400万円の家庭が、年間900万円もの消費をしているような感じですからね。
 ただ、国はいくらでも国債というお金を刷れるものですから、借金はし放題なところが、家計や会社経理と異なるところです。

 安倍総理も、「強い経済」だとか、「決められる政治」をスローガンにしていますが、こんな借金を作ってきた政治は、まぎれもなく自民党なわけですから、ちょっとくらい円安になり株価が上昇したところで、本来であればもっと冷静に「誰の責任」なのかを考えないといけないんでしょうけどね。

 日銀を半分恫喝するように政治主導できていますが、私個人は、日銀の独立性などというものはなく、日本国の浮上のためには、政治と経済が一緒になって協力すべきと思っています。

 おそらく以前の民主党の野田総理も、同じように日銀へはデフレ脱却に向けて足並みをそろえて欲しいと言っていたに違いないのですが、やはり野田さんは舐められていたんでしょうね。言っていることややっていたことは全うだったと思うのですが(野田総理の)、内からは足を引っ張られ、外からは完全に舐められ、敗軍の将となったわけです。

 今回の予算案では、生活保護費を抑え込む結論となりましたが、次のブログでも書こうと思っていますが、この選択はまっとうだと、社会保障の研究者として思っています。おそらくほとんどの研究者は大反対のはずでしょうが、学閥やしがらみから最も縁遠い私は、「蒔いたもの以上のものを刈り取る」生活保護制度にかなりの矛盾と限界を感じていますので。これまでちゃんと生きてきた人が、例えどんな理由があろうとも、そうでなかった者よりももらえる分が少ない社会は、どうしても不公平であると思うからです。

 生活保護受給者数が毎月、過去最高数を記録していますが、現行制度が完成した1950年当時とは、時代背景も、道徳心も、また経済状況もすべてが変わってきていますからね。