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烏野猛

Author:烏野猛
介護事故裁判やリスクマネジメントの講演には定評があり、これからの社会保障や、社会福祉をめぐる「年金」「医療」「介護」の将来予測については、全国からの講演依頼があとを絶たない若手研究者。
2000年の介護保険制度導入後、介護業界での規制緩和に対抗するスタイルで福祉リスクマネジメント研究所を設立。「社会保障法」「社会福祉法制」の専門家であり、「福祉・介護」と「法律」の両方がわかる研究者。

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さて、この場合、あなたならどうする…

 アメリカがシリアの攻撃に踏み切るのは、おそらく日本時間での明日でしょう。/31にシリアからの調査団が帰国しますから。

 同盟国である盟友イギリスは、過去のイラク戦争での失態から国民や議員のなかからも反対派が多数出てしまい、結局イギリスは参戦しないことになりました。

 それに引き換えフランスはオランド大統領に軍の統帥権がありますので、議会へは事後報告で軍を動かすことができます。

 日本はアメリカべったりですから、アメリカにいわれるがままの行動でしょう。ドイツやイタリアなどは、国連安保理の決議というお墨付きが気になるようです…。

 国連安保理の決議で、となると、アメリカと相性の悪いロシアが意地になって反発、中国も然りでしょう。政治的な思惑からの反対といった感じです。

 かりにシリアが化学兵器を使用していたとしても、イギリスが抜け、国連安保理でもまとまらずアメリカのみの空爆攻撃だけに止まれば、自慢の防空軍をもつシリア軍は、待ってましたとばかりに大国アメリカと互角に戦った勇者としての歴史が刻まれます。一方で、アメリカからの侵略を受けたということで、報復措置の大義もたちますから…。

 限定的な攻撃しかできないアメリカと、大義をもってテロも含めた武力を使用することができるシリア…。

 ただ、問題は大国間での政治的な駆け引きだけではなく、シリアで戦争が起きることで儲かる業界や人々が、ミサイル発射のボタンの鍵を持っているということが一番やっかいなことです。シリア戦争をにらんで、先進国の株価は急激に下がっています。一方でガソリン価格は戦争をにらんで急騰…。
 その政治的・経済的駆け引きのなかで、本当に救わなければならないシリア国民が、誰の・どこからの助けもなく命を落としている…。

 もし、みなさんがアメリカ大統領のオバマさんの立場であったなら、またイギリスのキャメロン首相であれば…、どんな判断ジャッジをするんでしょうか…。

 ただどちらにせよ、遠い国のどこかでおきている人の死が、あまりにも見えにくくなっていることに、「明日は我が身」として置き換えた時に、ものすごく怖い気がします…。

琵琶湖