FC2ブログ

プロフィール

烏野猛

Author:烏野猛
介護事故裁判やリスクマネジメントの講演には定評があり、これからの社会保障や、社会福祉をめぐる「年金」「医療」「介護」の将来予測については、全国からの講演依頼があとを絶たない若手研究者。
2000年の介護保険制度導入後、介護業界での規制緩和に対抗するスタイルで福祉リスクマネジメント研究所を設立。「社会保障法」「社会福祉法制」の専門家であり、「福祉・介護」と「法律」の両方がわかる研究者。

最新記事

最新コメント

最新トラックバック

月別アーカイブ

カテゴリ

検索フォーム

RSSリンクの表示

リンク

ブロとも申請フォーム

QRコード

QRコード

だから、言わんこっちゃない…

先日、「防犯リスクも視野に入れた、高齢者施設の危機管理」というテーマで、話をする機会がありました。
結論から言いますと、「福祉施設にあって、完全な犯罪予防、防犯という発想はあり得なく、逆に、やらねばならない優先順位を誤ることになる。」とお話ししました。

ちょうど、昨日は相模原市の事件から、1年と半年でしたし、またその翌日、愛知県の総合病院で、患者から医者が刃物で首を切りつけられ、また滋賀県大津市の有料老人ホームでも、何者かが23歳の職員を切りつけ、そして40代後半の職員も殴りつけられる等の事件が起きました。

福祉施設や病院、といった地域に開かれた施設では、警備や不審者の侵入を100%防ぐのは無理です。
それでも防犯体制を完璧に、というのであれば、監獄を手本にしなければならないでしょう。
そうなれば、もう市民のための施設ではなくなるわけです。

ところで、滋賀県大津市の有料老人ホームの事件では、新しい情報として、切りつけられた23歳の女性職員に好意を持った、被害者と思われていた40代後半の同じ職員が、犯人だったと…。

もうここまでくれば、監視カメラを設置しようが、また警備を十二分にしようが、防げるものではありません。

施設の運営管理という視点でいえば、防犯も大事な課題であると思いますが、大規模災害への備え、過度なクレームや苦情への対応、介護事故や人手不足、報酬問題等、優先順位を考えた際、防犯という課題は、優先順位上下がらざるを得ないものです。

来週で1月が終わってしまいます。
皆さんの今年の目標やチャレンジする計画の進捗はいかがですか?