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烏野猛

Author:烏野猛
介護事故裁判やリスクマネジメントの講演には定評があり、これからの社会保障や、社会福祉をめぐる「年金」「医療」「介護」の将来予測については、全国からの講演依頼があとを絶たない若手研究者。
2000年の介護保険制度導入後、介護業界での規制緩和に対抗するスタイルで福祉リスクマネジメント研究所を設立。「社会保障法」「社会福祉法制」の専門家であり、「福祉・介護」と「法律」の両方がわかる研究者。

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訪問介護系の災害対応マニュアル

ブログの更新が滞っておりまして、皆さん、ごめんなさい。
来月には、東日本大震災の8回忌があり、しばらく東北に向かうものですから、この2月は3月分の仕事を前倒ししなければならず、てんやわんやな楽しい仲間とも出会えた期間でした。

やっと、落ち着いてブログを書くことができます。

さて、先日、静岡県からのお話で、
「訪問介護における大規模災害時の対応について、マニュアルの見直しも含めて話をして欲しい」という依頼がありました。

そうなんです。高齢者施設系の発災直後の対応方法等については、私も専門ですし、リスクも甚大ではあるものの、ある程度パターン化できるのですが、訪問介護や訪問看護といった、訪問系の初動対応等については、全国的にもマニュアル等もありません。
訪問系の協会の方でもマニュアルはありますが、例えば避難所でのヘルパーの留意点的なものしかないわけです。
これからも、訪問系についての大規模災害時の対応マニュアルの精度を上げていかないといけない、と思っていますが、マニュアルを作成する前に、以下の質問に対し、どう考え、どこまでできるのか、を整理したうえで、はじめて今あるマニュアルを抜本的に修正できるものと思っています。

さて、皆さんも以下の質問、どうお答えますか? 

さて、質問です
あなたはケアマネです。
Q ヘルパー、看護師が訪問していると思われる時間帯に、大規模災害に襲われました。居宅のケアマネとしては、どう対応しますか?
(いま居宅内で申し合わせていることや、災害時・緊急マニュアルでは、どうなっていますか?)

 あなたはヘルパー、または看護師です
Q 訪問中に、大規模災害に襲われました。あなたならどう行動しますか?
(いま事業所で申し合わせていることや、災害時・緊急マニュアルでは、どうなっていますか?)

Q 利用者を一次避難所まで避難させなくてはなりません。どんなことが注意点として考えられますか?

Q 利用者を一次避難所まで連れて行きました。彼らにとっては、ここでの避難生活が数日間続くことになります。どんなことが注意点として考えられますか?

Q 利用者を訪問した後、5分後に直下型の地震に襲われました。さて、あなたは利用者のもとに戻りますか? それとも次の利用者宅に向かいますか? または事務所に戻るのですか? 

Q 利用者宅まであと、5分程のところまで来たとき直下型地震に襲われました。あなたは利用者宅に向かいますか? それとも事務所に戻るのですか?

Q あなたには小さい子どもや、介護している年老いた親がいます。利用者さんと家族との天秤関係のなかで迷っています。どのような条件があれば、数日間、仕事を優先させることができますか?

Q 大豪雨により河川が氾濫し、土砂の混じった水がそこまで来ています。あなたはどの利用者から助けますか? あなた自身が逃げなければ、もう間に合いません。

この問いかけについての続きは、また講演等の機会でお話ししますね。