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烏野猛

Author:烏野猛
介護事故裁判やリスクマネジメントの講演には定評があり、これからの社会保障や、社会福祉をめぐる「年金」「医療」「介護」の将来予測については、全国からの講演依頼があとを絶たない若手研究者。
2000年の介護保険制度導入後、介護業界での規制緩和に対抗するスタイルで福祉リスクマネジメント研究所を設立。「社会保障法」「社会福祉法制」の専門家であり、「福祉・介護」と「法律」の両方がわかる研究者。

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確かに、人生の歯車というものは…

オウム真理教の事件にかかわったすべての人が昨日、死刑を執行されあの世へと去りました。
地獄への三途の川を渡っているのか、それとも地獄へも行けず、さまよっているのかは分かりませんが、死刑の執行を受けた元信者たちの経歴や年齢をみていると、40後半~50前半と、まさに自分の年齢と重なるわけです。

報道では、彼らが学生であったり大学院生であったころ、バブル絶頂期にあり、「金さえすべて」という時代の中で、虚しさを覚えた彼らが教祖の話や考えに共感を覚え…というストーリーから、彼らが狂気に走った動機を説明するわけです。

確かにそうかもしれませんが、人生とは何かのタイミングで、ものすごくカリツマ的なインパクトのある人に出会ってしまい、そして数年にわたり行動を共にすれば、それから10年後の立ち位置は変わってくるでしょうね。

その頃の私は、ある事件に巻き込まれ、多額の借金を抱えていた時ですから、働く鬼と化し、研究の一方で一日の20時間は起きて仕事をしていた時期でした。その後は、ビジネスに目覚め「ーこの命を賭ければ,この会社くらい、上場させるのも可能では…」と思うくらいに燃えていた10年間ほどでもありましたから、話を戻しますが、ほぼ同期であるオウムの幹部たちとは向かうべき方向や興味、分野が違っていたがゆえに、絞首刑にならなかったいまの私がいるんでしょう。

また、暴対法とのからみでの仕事も多かったものですから、何かのタイミングや何かの拍子で、裏の世界に足を踏み入れ、三つ巴化する山口組のなかにあって、迷いに迷いいまごろ生きていなかった可能性も大だったと思います。

となると、生きていることでの「幸」・「不幸」、「豊」・「貧」、そして「生」・「死」すら、人生のなかでのいくつかの選択や、そのタイミングや、偶然心に入ってきた人からの影響で、いまが左右され、そしてあるわけです。

いま、生きていて、そしていま与えられている役割を十分に果たすことで、いまを生きたいと思う死刑執行のニュースでした。