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烏野猛

Author:烏野猛
介護事故裁判やリスクマネジメントの講演には定評があり、これからの社会保障や、社会福祉をめぐる「年金」「医療」「介護」の将来予測については、全国からの講演依頼があとを絶たない若手研究者。
2000年の介護保険制度導入後、介護業界での規制緩和に対抗するスタイルで福祉リスクマネジメント研究所を設立。「社会保障法」「社会福祉法制」の専門家であり、「福祉・介護」と「法律」の両方がわかる研究者。

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大統領、ありがとう…

どうも、今年の6月にホワイトハウスで開催された日米首脳会談で、アメリカの大統領が対日貿易赤字問題をめぐる協議の中で、「私は真珠湾を忘れない」と発言し、日本に対するというか、安倍首相への強い不満を露わにした、と昨日ワシントンポスト紙が報じました。

西日本大豪雨の災害支援の関係で広島に長く滞在し、非常に愛着が芽生えたからなのかもしれませんが、米大統領のこの言葉に怒りを感じています。

リスクコミュニケーション的に考えた場合、「もし、あなたが安倍首相であったら、米大統領のこの発言を受けて、どんな行動をとりますか…?」という演習ができます。

「実験として原爆を落とした国が、いったい何を言う!!! やるんなら、いつでもヤッテやる!!!」と売られたケンカを買うもよし。
ヘラヘラと苦笑いしながら、話をはぐらかすのもよし。
「トランプさん、そう機嫌を損ねず、またゴルフでもしましょう」と媚びへつらうのもよし。

さて、皆さんならどんな行動をとりますか? どんな行動をとっても、そのあとに展開されるであろう結果も想定しなければなりませんから。

私なら黙って立ち上がり、一礼したうえでその場を去り、日本に帰るでしょうね。それから数カ月はアメリカとの交渉をすべてストップするなり、これまでの合意も破棄するでしょう。

日本はアメリカのご機嫌ばかりをとる外交を進めてきました。いかにアメリカに嫌われないようご機嫌を取るか…。
まるでいじられている子が、いじめている子に毎日タカラレながらお金や物をもって媚びへつらうように。

「いざというとき、同盟国であるアメリカが守ってくれる…?」 そんなわけないことは、普通の日本人であれば分かっているはずです。アメリカ人のお父さん、お母さんが、日本人のためにアメリカ人である我が子を犠牲にしてまで尽くしてくれるはずはないじゃないですか…。

フランスの大統領も、「ヨーロッパで有事が起きた際、アメリカには頼らない」と、EU独自の軍隊の構想を先日発表したばかりです。

知っていながら、自衛隊の違憲問題や、ただ平和平和と叫んでいられるのも、「まだ安全で、きっと誰かが守ってくれる。」と妄想をし続けられる環境があるからなんでしょうね。

そろそろ、我が国も、自分の国を自分たちの手で守るための知恵と力と資金を出すべき時だと思います。

災害と同じです。「誰かが何かをしてくれる」という時ではなく、「自分のことは自分で守る。愛するものを守るためには、自らが強くならなければ、口先だけでは誰も助けられない。」というやはり覚悟が必要なんでしょうね。

そのことを米大統領の心無い愚かな発言で再確認できたことには、彼に感謝しなければならないでしょうね。
「どうも、おーきに」