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烏野猛

Author:烏野猛
介護事故裁判やリスクマネジメントの講演には定評があり、これからの社会保障や、社会福祉をめぐる「年金」「医療」「介護」の将来予測については、全国からの講演依頼があとを絶たない若手研究者。
2000年の介護保険制度導入後、介護業界での規制緩和に対抗するスタイルで福祉リスクマネジメント研究所を設立。「社会保障法」「社会福祉法制」の専門家であり、「福祉・介護」と「法律」の両方がわかる研究者。

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心が折れないように…

この数週間は、7月の参議院選挙の候補者応援等でバタバタしておりましたが、G20も含め話題盛りだくさんの時期でしたね。
ネットニュース等でもトップに躍り出ているのが、損保ジャパン日興の4000人削減計画の件です。

損保ジャパンといえば、昔でいう某大手高専賃ブランドの吸収をはじめとして、民間の介護業界でも名の知れた企業であることは、皆さんもご承知のことと思います。

この企業が社員の4000人を削減する、その内容といえば、社員の介護現場への出向・転属というものです。
民間企業でいえば当たり前のようなことなのですが、なぜ、ここまでの話題になるのか? 

それは、「介護の職場への転属が、辞めさせるための、いじめに近い扱いだからなのでは?」という懸念があるからです。

転属を強いられる労働者側にとっては、社会的意義が非常に高い介護現場への転属を、おおっぴらに批判してしまえば、「介護の現場や介護職を差別している」という風潮に巻き込まれることになるわけです。

エリートと呼ばれていた人たちの受難、といったところでしょうか? 

やはり、ここでも柔軟な考え方をする必要があるんでしょうね。何といっても人生100年時代、75歳くらいまでは何らかの形で働き続けなければならないわけですから。

ゼミの学生には、就職についてこんな話をしています。
「俺がいまの君の立場なら、とにかく面白そうな会社に3年間勤める。3年間で辞めるということを前提に。そして、次の3年間は、前職と全くカラーの違う会社に3年間働く。これも辞めることを前提に。そしてまた3年間、前職、前々職とも異なる業種での仕事をする。そして、次の4つ目の会社に勝負をかける。これまで培ってきた全く違う発想での知識や技術で勝負する。だって、50年近く働かないといけないんだから、一つの価値観や、固定観念だけでは、社会や労働市場の流れの中で心が折れてしまうからな。」と。