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烏野猛

Author:烏野猛
介護事故裁判やリスクマネジメントの講演には定評があり、これからの社会保障や、社会福祉をめぐる「年金」「医療」「介護」の将来予測については、全国からの講演依頼があとを絶たない若手研究者。
2000年の介護保険制度導入後、介護業界での規制緩和に対抗するスタイルで福祉リスクマネジメント研究所を設立。「社会保障法」「社会福祉法制」の専門家であり、「福祉・介護」と「法律」の両方がわかる研究者。

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多発する介護事故への対策として義務化になる流れ…

「特別養護老人ホームをはじめとした介護保険施設等の介護事故防止の充実に向けた基準要項等の改正について」が、平成30年9月28日に、岐阜県で発令されました。

岐阜県で先月末に発令ということは、他の県でも同じように国からの指導・指示があったと考えています。
皆様の都道府県のホームページでご確認ください。

内容としては、特養における新規入所者の重度化をはじめとした、認知症高齢者の割合の増加、介護人材不足から、介護保険施設における介護事故のリスクが高まっていることが、この通知の背景にあります。
このようなことから、介護保険施設(介護老人福祉施設・介護老人保健施設・介護医療院・介護療養型医療施設)内における介護事故の防止のため、施設内の人員・設備及び運営に関する基準要項等が改正になったということです。

具体的には、
・介護保険施設等が設置する介護事故発生の防止のための委員会に、施設外の第三者の立場にある者(第三者委員)を加えることが義務化になりました(平成31年4月1日施行)
・第三者委員とは、安全対策の専門家である学識経験者、リスクマネジメントの専門家が明記されています。また、委員会は実施した事故防止対策が有効に機能しているか、半年以内に評価を行うことも義務づけられました。

・また、介護保険施設等の職員に関する事故発生の防止のための研修を、年2回以上、全職員が受けることが義務づけされました。

皆さんの事業所でも、介護事故対策を含めた記録の書き方や、クレームへの対応含めた説明責任の果たし方等をタイトルにした研修が必要ということです。

これまでにご縁のある事業所様には、私が馳せ参じ、介護事故対策の研修を実施します。
お声掛けください。

介護事故への対策と、大規模災害時の対応は、判例の争点としても不思議なほど同じものなんです。

そのだ議員と会ってから…

「そのだ議員と会ってから…」というタイトルだけをみると、「―会ってからというものは、とんでもなく…」と否定的な表現のようにとられるかもしれませんが、8月24日(金)に、そのだ先生と会ってからは、二人で予見したかのように、台風21~24号、北海道大地震と、災害が立て続けて来襲したものですから、対談にも意味があったと思っています。

この日、国の災害対策特別委員会の理事でもある、そのだ国会議員に、西日本大豪雨の被災地の様子や、法整備の必要性等を話すため上京したわけです。

その日以降、上にも書きましたが、度重なる大規模災害…。

最近では朝夕と少しは涼しくなり、秋の予感もするものですから、「もう台風は来ないだろう…」と思わないでください。
ちょうど28年前の平成2年11月30日、台風28号が和歌山に上陸したのが、もっとも遅い台風といわれたこの時期でした。

これからもまだ台風の備えについては気をゆるせませんね。
そのだ議員と

3日間だけ耐えるためだけに…

台風21号よりも被害は大きくなかったものの、24号が日本列島を横断しました。
今回の台風では、九州宮崎の市町を浸水させ、上陸しましたが、週末には25号の接近…

前のブログにも書きましたが、平成最後のこの夏は、大規模な災害続きで、やはり思っていた通りの大停電が各地で起こりました。
地震、大雨、土砂崩れ、落雷、そしてこれからの豪雪と、いずれにしても電線が切れてしまう大停電が発生するわけです。

そして同時に、停電に伴って断水が引き起こされるわけですから、介護の現場では、
エレベーターが使えない、
トイレの水が流せない、
清拭ができない、
喀痰吸引ができない等、

通常できたことが全くできなくなることで、介護サービスの質が低下してしまうわけです。
言い換えるならば、介護の質の向上やその努力は、平時のインフラがすべて整った段階でしか論議できない、という一部の現象にしかすぎないわけです。

悲しい例えですが、「戦争と戦争の間にある一時期を平和と呼ぶ」という言葉をフッと思い出してしまうほど、普通にできて、普通に暮らしていることがこんなにも有難いことであるとは…。

今年の夏の大停電を受け、防災備蓄品として烏野セレクトを再度見直し、マイナーチェンジしました。

電気が使えず、水道も使えないかな、3日間耐える…ということだけに徹し、コンパクト化し、またある備蓄品はバージョンアップさせました。

西日本大豪雨でも、また北海道地震の避難所でも効果が確認でき、大活躍をした全てです。
まずは、3日耐えることができれば、の思いで作りました。
クリック下さい。→災害備蓄品烏野セレクト 

漁夫の利…

これぞまさに、漁夫の利…

月刊誌「新潮45」が廃刊に近いような形で休刊することが決まりました。
ただ、私の率直な感想として、「―そこまでせんとアカンのか…?」といった感じです。

出版業界の発行部数を増やすために、過激な路線で進め過ぎたこと…等がメディア等でも騒がれますが、それはともかくとして、「誰もが笑顔で過ごせる社会」を目指すべきで、「ー日本って、平和で暇な国なんやな…」と再確認した次第です。

この数年、とくにこの数カ月、大規模災害に襲われながら、また週末には台風24号がマンガのように、「なんでこのルートで、日本直撃、それも縦断…」と思ってしまうほど、日本に何か恨みがあるかの如くの進み方をしている台風に備えなければならない時期に、この話ばかり…。

自らもカミングアウトし、メディアにも昔よく出ていた経済評論家が、「ー(LGBTについて)社会が認知し、多くの人が認めているにもかかわらず、一部の保守系な人間が…」という話の件(くだり)に、「ーここがすれ違いの元かな…」と思ってしまいました。
一部の保守系の人だけではなく、まだほとんどの日本人が、それを認めておらず、身近な存在として考えてもないことを…。

兎にも角にも、ここ数週間お騒がせなこのやり取りで、結果的に一体誰が得をし、名を売ることが出来たのか…。

もっとも「生産性がない」職業に就いている議員のあなただけが、まさに漁夫の利を得た、というわけです。

災害だらけの平成最後の夏…

平成最後の夏…と言われていましたから、今年こそは、「夏らしい夏」を過ごしたいと、当初は思っていたんです。

学生時代からそうだったんですが、「何か事を成してから…」と癖がついているのかもしれません。
とくに、休みや旅行といった遊びに関しては、まずは仕事をハードにこなしてからでないと、落ち着かないというか、心おきなく飲めないというか…。

ですから、ここ30年近くは、その季節らしいゆっくりとした時間の過ごし方や、季節を感じた、という過ごし方をしてこなかったように思います。
海外旅行等も好きだったはずなのですが、テロ等で今は行けない、という環境もありますが、行きたいと思いながらも実行に移せてはいません。

大学に勤務する者として、夏季休暇や春休暇、という長期の休みは、一般的なサラリーマンよりも時間を調整し、計画的に取りやすいはずなんですが、いけません。

毎年3月は、東日本大震災の追悼等に10年間は出向く、と決めたものですから、プライベートで楽しむ、といったことを意識的に避けてきましたし、また夏はと言えば、論文を書くという我々にとっては絶対的な義務を果たさなければなりませんから…。

しかし、今年の夏は平成最後の夏、ということもあり、また50になったということも加わり、アンテナの感度をよくするためにも、またしっかりと充電して、下半期を乗り切るためにも、プライベートな旅行等の計画はなかったわけではありませんでした…。

今年の夏は、6月の大阪地震に続き、7月は台風の接近に伴う水害、8月は西日本の大豪雨、そして9月には、伊勢湾台風並みとも、今世紀最大ともいわれた台風21号の来週と、その直後の北海道大地震で、被災地という被災地には馳せ参じたように思います。

もうここまでくれば、開き直り、どこへでも飛んで行こうと思っています。
ただ、「行き方」を考えないといけません。

求められれば、どこへでも行く。
しかし、求められる前に、必要とされるであろうところへ行く。


発想の転換といいますか、「行き方」の転換が必要だと思いました。
それが仕事師としての信念であると考えるようにしたいものです。